プロのWeb運営者になるために覚えておきたい BtoBサイト集客施策の3ステップ(初級編)
納得のいくWEBサイトを作ったとしても、期待どおりのキーワードで集客できるかは別問題。インターネットで見込み顧客と出会うのは、実は非常に難しいものです。そこで、日々お客様のWEBサイト構築から運用までをディレクションする中で意識する集客施策を、3つのステップに分けてご説明します。
初心者向けの内容ですが、これから対策を始める人はもちろん、改めて復習したい人にも、新たな施策案を作る参考として、ぜひぜひ読んでいただければと思います。
集客施策として“SEM”を実施する、そもそもの理由って何?
※このセンテンスでのキーワード
- SEO(Search Engine Optimization):GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページに上位表示されるように対策すること
- リスティング:検索エンジンの検索結果ページの上部や左側に有料で掲載するテキスト広告
- SEM(Search Engine Marketing):検索エンジンからWEBサイトへの訪問者を増やす手法全般
インターネットを利用する人の多くが目的のWEBサイトを見つけるために、検索エンジンを使用します。
当社・ガイアックス(WEBアプリケーション開発やWEBマーケティング・コンサルティング等のサービスを提供)のWEBサイトで11月中の流入傾向を分析しても、リスティング経由が32%、自然検索が67%、その他のアクセス(URLの直接入力やリスティング以外の広告など)が1%という結果が出ています。
そのうち、会社名を含んだキーワードが14%で、それ以外(サービス名など)のキーワードが86%でした。
また、会社名以外のキーワードのほうが、コンバージョン(お問い合わせや資料請求など)が高いという結果が出ています。
このことから「WEBマーケティングでは、社名ではなく取り扱い製品やサービス情報を中心にSEMを講じるのがよいのではないか」という結論が導かれます。
ステップ1、SEO内部対策の実践方法
「SEO対策がいいって聞くけど、よくわからないよ!」という声をよく聞きます。ごもっともな意見です。
それでは私が日々実践している手法を簡単にご紹介いたします。
あくまでも経験則と世間で効果があると言われている方法ですので、必ず結果を保証するものではありません。
タイトルタグを適正化
WEBサイトにはタイトルタグというものがあります。検索結果のリンク部分に表示される見出しのようなものです。検索エンジンは、そのサイト(そのページ)が何を伝えるのか識別し検索表示させるため、このタイトルタグが重要になります。また、文頭にキーワードを配置するほどよいとされています。
見出しの適正化
ページ内に配置された本文の見出し部分は「何を伝えるかという説明になる」という点から、検索エンジンから重視されると言われています。2~3つのキーワードがオススメ。詰め込みすぎると逆に検索エンジンからは嫌われる(評価されない)結果になります。
本文の適正化
文章量が極端に少なかったり、キーワードが詰め込まれていたりするのはNG。ほかのページの内容をコピーするのもよくありません。なるべくユニークな内容にするように心がけましょう。
リンクの適正化
サイト内の別ページへのリンクを内部リンクといいます。テキストリンクを使用し「詳細はこちら」という内容ではなく、リンク先のページのキーワードを含めた文章にしましょう(例:WEB制作サービスの詳細はこちら)
ほかにも細かい手法は多々ありますが、まずは上記の方法を試してみてください。
SEO内部対策はHTMLソースを編集することで対策が講じられるため、無料で実施できる点がメリットです。
ステップ2、SEO外部対策の実践方法
外部施策とは主に自分のWEBサイト以外のほかのサイトから、自分のWEBサイトにリンクを貼ってもらう施策をいいます。
検索エンジンは外部からのリンクを集めているサイトを「内容が充実しているため紹介者の多い」と解釈するため、評価されやすくなる(上位表示されやすくなる)という特徴があるのです。
対策キーワードでテキストリンクを貼ってもらう
リンクは社名ではなく、製品やサービス名のテキストで貼ってもらうのがいいでしょう(例:WEBマーケティングのガイアックス)。検索エンジンが評価するのはテキストリンクと言われています。また、リンクの中に盛り込まれたキーワードを重視します。
質のよいWEBサイトにリンクを貼ってもらう
良質な情報を提供し、閲覧者が多いWEBサイトは検索エンジンから高い評価を得ています。そのようなWEBサイトからリンクを貼ってもらうと自分のWEBサイトの評価も高まるのです。つまり検索結果に影響します。質のよいWEBサイトとして官公庁や行政などがあります。
上記2点を踏まえ数を稼ぐ
質の悪いWEBサイトに多数のリンクを貼ってもらうよりも、質のよいWEBサイトに少しでもリンクを貼ってもらうことが重要です。もちろん、質のよいWEBサイトから多くリンクされていることが、さらによい結果を生み出します。そのようなサイトから多くのリンクをもらえるようにしましょう。
上記の方法は自分自身で対策するのは非常に難しいものです。そこで一般的にはSEO業者と言われる外部施策の専門サービス会社に依頼することになります。
ただしリンクを不自然に貼られたWEBサイトは検索エンジンからスパム扱い(不正行為を働いている)されてしまうため、信頼できるSEO業者を選別し相談することが重要です。
ただ私の経験からは、外部施策をすることがユーザニーズにかなっているかと考えると…、少し疑問があるので、やはり内部施策を中心に考え、補助的な役割として外部施策を実施するようにしましょう。
ステップ3、リスティングの実践方法
SEOの内部施策や外部施策を施しても、必ずしも検索結果で上位表示されるものではありません。また時間がかかり地道な作業でもあります。
そこでオススメするのが即効性の高い手法「リスティング」です。
リスティングを使うとGoogleやYahoo!などの検索結果画面の上部や右側の広告枠に、テキストリンク形式で指定のキーワード・文章を表示させることができます。各検索エンジンが提供しているサービスで、キーワードごとの入札制で広告枠での表示順位が決定。キーワードによっては1クリック1円などでスタートできます(ただし人気のあるキーワードは相当の金額が必要)。
複合キーワードを狙う
リスティングには「完全一致」と「部分一致」での入札方法があります。完全一致はたとえば「WEBコンサルティング」ならそのキーワードの検索結果のみに表示されます。部分一致だと「WEBコンサルティング」だけでなく、それ以外のキーワードで入力された場合にも検索結果に表示されます(例:WEBコンサルティング ガイアックス)。
私のオススメは、完全一致の複合キーワード戦法。たとえば「WEBコンサルティング+東京」です。入札金額も下がりますし、ターゲットも絞り込めます。
もちろんケースによって使い分けが必要ですが、少ない予算から始める場合の使い方として検討してみてはいかがでしょうか。
キーワードに最適化されたページを用意
リスティング広告枠のリンクをクリックして「もったいない!」と思うことがあります。それはせっかく考えたキーワードなのに、WEBサイトに訪れてみるとコーポレートサイトのTOPページだったり、意味が分かりにくいページだったりするときです。
リスティングをするのであれば、そのキーワードの内容に合ったページにリンクするようにしましょう。
PDCAで回す
入札しているキーワードは最低一ヶ月単位で見直しをするようにしましょう。また、より効果の高そうなキーワードをアクセス解析等から見つけた場合は、そのキーワードが本当に有効なのか?などの実験を、PDCAで回しながら実施。継続する必要のあるキーワードや、対策しないキーワードを見極めも重要です。
SEMの手法は、まだまだたくさんありますし、私が知らない効果的な対策を取られている会社もあるとは思います。ただ、集客を最大化する方法は、やはりWEBサイトのコンテンツ力の強化。小手先のテクニックではなく、長期スパンで、質のよい情報を提供し続けていくことが、最大のSEO対策だと私は考えます。
WEBサイト運用フェーズに応じたお勧め施策をご紹介
WEBサイトスタート直後

WEBサイト制作時に実施した内部施策で検索結果の上位に表示されるかを日々確認します。一方で、WEBサイトは人気のキーワードほど内部施策だけでの上位表示が難しいため、外部施策にも注力すること。即効性のあるリスティングを活用しつつ、WEBサイトの体力をつけていくことを重視します。
WEBサイト運用中

WEBサイトの解析結果を見ながら、内部施策のチューニング(調整)を実施します。WEBサイトスタート時に実施した外部施策は効果が出るまで数か月かかると言われるため、辛抱強く動向を追うこと。WEBサイトの体力がつくまでリスティングも活用し、ときにはランディングページ(専用の入り口ページ)の作成も検討します。



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